平成28年4月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
平成28年6月10日
上場会社名
株式会社フルスピード
上場取引所 東
コード番号
2159
URL http://www.fullspeed.co.jp/
代表者
(役職名)
代表取締役社長
(氏名)友松
功一
問合せ先責任者
(役職名)
管理本部副本部長
(氏名)栗田
洋
TEL 03-5728-4460
定時株主総会開催予定日
平成28年7月27日
配当支払開始予定日
-
有価証券報告書提出予定日
平成28年7月28日
決算補足説明資料作成の有無:
有
決算説明会開催の有無 :
有
百万円未満切捨て
1.平成28年4月期の連結業績(平成27年5月1日~平成28年4月30日)
(1)連結経営成績
(%表示は対前期増減率)
売上高
営業利益
経常利益
親会社株主に帰属する
当期純利益
百万円
%
百万円
%
百万円
%
百万円
%
28年4月期
15,061
26.4
955
67.9
932
74.6
734
65.5
27年4月期
11,920
5.4
569
△5.6
533
△7.6
444
23.7
(注)包括利益
28年4月期
751
百万円
(69.2%)
27年4月期
444
百万円
(22.6%)
1株当たり
当期純利益
潜在株式調整後
1株当たり当期純利益
自己資本
当期純利益率
総資産
経常利益率
売上高
営業利益率
円 銭
円 銭
%
%
%
28年4月期
47.20
-
41.6
20.8
6.3
27年4月期
28.76
28.20
41.5
15.1
4.8
(参考)持分法投資損益
28年4月期
0
百万円
27年4月期
-
百万円
(2)連結財政状態
総資産
純資産
自己資本比率
1株当たり純資産
百万円
百万円
%
円 銭
28年4月期
5,202
2,142
41.2
137.61
27年4月期
3,770
1,402
36.9
89.33
(参考)自己資本
28年4月期
2,142
百万円
27年4月期
1,402
百万円
(3)連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による
キャッシュ・フロー
投資活動による
キャッシュ・フロー
財務活動による
キャッシュ・フロー
現金及び現金同等物
期末残高
百万円
百万円
百万円
百万円
28年4月期
1,047
△353
△33
2,139
27年4月期
415
△114
△86
1,475
2.配当の状況
年間配当金 配当金総額
(合計)
配当性向 (連結)
純資産配当 率(連結) 第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
27年4月期 - 0.00 - 0.00 0.00 - - -
28年4月期 - 0.00 - 0.00 0.00 0.00 - -
29年4月期(予想)
-
-
-
-
-
-
(注)当社は定款において第2四半期末日及び期末日を配当基準日と定めておりますが、現時点では当該基準日における
配当予想額は未定であります。
3.平成29年4月期の連結業績予想(平成28年5月1日~平成29年4月30日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
売上高
営業利益
経常利益
親会社株主に帰属
する当期純利益
1株当たり
当期純利益
百万円
%
百万円
%
百万円
%
百万円
%
円 銭
通期
17,000
12.9
1,150
20.3
1,110
19.1
810
10.2
52.02
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):
無
新規 -社 (社名)-、除外 -社 (社名)-
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更:
有
② ①以外の会計方針の変更 :
無
③ 会計上の見積りの変更 :
無
④ 修正再表示 :
無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む)
28年4月期
15,571,000
株
27年4月期
15,571,000
株
② 期末自己株式数
28年4月期
-
株
27年4月期
-
株
③ 期中平均株式数
28年4月期
15,571,000
株
27年4月期
15,440,316
株
(参考)個別業績の概要
1.平成28年4月期の個別業績(平成27年5月1日~平成28年4月30日)
(1)個別経営成績
(%表示は対前期増減率)
売上高
営業利益
経常利益
当期純利益
百万円
%
百万円
%
百万円
%
百万円
%
28年4月期
8,523
10.9
△58
-
174
152.1
355
50.8
27年4月期
7,684
0.2
△127
-
69
-
235
-
1株当たり
当期純利益
潜在株式調整後
1株当たり当期純利益
円 銭
円 銭
28年4月期
22.83
-
27年4月期
15.27
14.97
(2)個別財政状態
総資産
純資産
自己資本比率
1株当たり純資産
百万円
百万円
%
円 銭
28年4月期
3,034
974
32.1
62.61
27年4月期
2,422
615
24.9
38.79
(参考)自己資本
28年4月期
974
百万円
27年4月期
615
百万円
※ 監査手続の実施状況に関する表示
この決算短信は、金融商品取引法に基づく監査手続の対象外であり、この決算短信の開示時点において、連結財務
諸表に対する監査手続が実施中です。
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判
断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等
は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての
注意事項等については、添付資料P.2「1.経営成績・財政状態に関する分析」をご覧ください。
○添付資料の目次
1.経営成績・財政状態に関する分析 ………
2
(1)経営成績に関する分析 ………
2
(2)財政状態に関する分析 ………
4
(3)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当 ………
4
(4)事業等のリスク ………
5
2.企業集団の状況 ………
8
3.経営方針 ………
10
(1)会社の経営の基本方針 ………
10
(2)目標とする経営指標 ………
10
(3)中長期的な会社の経営戦略 ………
10
(4)会社の対処すべき課題 ………
10
(5)その他、会社の経営上重要な事項 ………
10
4.会計基準の選択に関する基本的な考え方 ………
11
5.連結財務諸表 ………
12
(1)連結貸借対照表 ………
12
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ………
14
連結損益計算書 ………
14
連結包括利益計算書 ………
15
(3)連結株主資本等変動計算書 ………
16
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………
18
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ………
19
(継続企業の前提に関する注記) ………
19
(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項) ………
19
(会計方針の変更) ………
21
(連結貸借対照表関係) ………
21
(連結損益計算書関係) ………
21
(連結包括利益計算書関係)………
22
(連結株主資本等変動計算書関係) ………
23
(連結キャッシュ・フロー計算書関係) ………
25
(セグメント情報等) ………
26
(1株当たり情報) ………
29
(重要な後発事象) ………
30
6.個別財務諸表 ………
31
(1)貸借対照表 ………
31
(2)損益計算書 ………
33
(3)株主資本等変動計算書 ………
34
1.経営成績・財政状態に関する分析
(1)経営成績に関する分析 <当期の経営成績>
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府による 経済および日銀による金融政策への停滞感は強まりましたが、企業収益や雇用情勢に ゆるやかな改善の動きが見られ、緩やかな景気回復基調がみられました。一方で、個人消費減退の影響や海外景気の下振れリスクが懸念さ れ、先行きに不安が残る状況となっております。
当社グループの主たる事業領域である国内インターネット 広告市場におきましては、平成27年には前年比10.2%増の約1兆1千594億円(出 所:株式会社電通「2015年日本の広告費」)となり 拡大を続けております。とりわけ成長著しいアドテクノロジー広告市場については、平成 29年には3,200億円の市場に達することが予測されています(出所:アドテクスタジオ/シード・プランニング共同調べ)。
また、スマートフォンやタブレット端末の普及等によるデバイスの多様化、FacebookやTwitter、LINEに代表されるソーシャル・メディ アの普及、膨大なインターネットユーザー情報を処理する広告関連技術(アド・テクノロジー )を活用したプラットフォームの開発・高度化 が加速する等、インターネットビジネス環境の変化は世界規模で進展しており、国内のみならずアジア圏においても更なる市場拡大が期待さ れております。
このような 事業環境の下、当社グループは、“ Ad Technology & Marketing Company(アド・テクノロジー & マーケティングカンパニ ー)” をコーポレートスローガンに 掲げ、インターネットマーケティング事業や子会社フォーイットが展開する『アフィリエイトB』等の 既存事業の拡販を強化する一方で、拡大するRTB型ディスプレイ広告市場に向けて「AdMatrix(アドマトリックス)」ブランドで展開する インターネット広告統合管理ツールの展開を推進するなどアド・テクノロジー& マーケティングカンパニーへの転換を企図した取り組みを 進めてまいりました。
以上により、当連結会計年度における売上高は15,061,854千円(前期比26.4%増)、営業利益955,760千円(前期比67.9%増)、経常利益 932,365千円(前期比74.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は734,914千円(前期比65.5%増)となりました。
なお、当連結会計年度より「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 平成25年9月13日)等を適用し、「当期純利益」を 「親会社株主に帰属する当期純利益」としております。
セグメント別の営業概況は次のとおりです。
<インターネットマーケティング事業>
インターネットマーケティング事業において、SEM広告ソリューション*1、リスティング広告*2、アフィリエイト広告*3などの各種サー ビスの拡販に取り組む一方で、成長領域であるソーシャルメディア等の運用広告事業の積極的展開を推し進めてまいりました。
以上の結果、当事業の売上高は8,015,026千円(前年同期比8.7%増)となりました。
<アドテクノロジー事業>
アドテクノロジー事業において、拡大するアドテクノロジー広告市場を背景に、自社ブランドで展開するアド・テクノロジー・ツール 『AdMatrix』シリーズの展開を推進いたしました。DSP(Demand Side Platform)*4・第三者配信システム・スマホCV測定機能・ソー シャルメディア分析機能など、広告主の広告費用対効果の最大化を支援する各種ツールをシリーズ化し、統一された商品コンセプトのもと 積極的な拡販を図っております。また、子会社である株式会社フォーイットにおいて、ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー) *5として当社自社開発したアフィリエイトプログラム『アフィリエイトB』の営業活動に注力した結果、当事業におけるプロモーション 数・提携サイト数ともに、引き続き順調に増加いたしました。
以上の結果、当事業の売上高は9,073,381千円(前年同期比43.8%増)となりました。
<その他>
その他の区分には、情報メディアサイトの運営、広告ソリューションにおいて付随して発生するWEBサイト、バナー、及びLP制作等が含 まれており、売上高は125,783千円(前年同期比125.9%増)となりました。
なお、当連結会計年度より、従来は「インターネット広告代理店事業」及び「アドネットワーク事業」としていた報告セグメントの名称 を「インターネットマーケティング事業」及び「アドテクノロジー事業」に名称変更しております。報告セグメントの区分方法には変更が ありませんので、金額における影響はありません。
*1 SEM広告ソリューション :検索エンジンから自社Webサイトへの訪問者を増やしたい顧客に対して、SEOコ ンサルティングをはじめとする各種インターネット広告手法を用いて課題解決 するサービス。
*2 リスティング広告 :検索したキーワードに応じて、検索エンジンの検索結果のページに設定された 広告枠に表示されるテキスト広告。
*3 アフィリエイト広告 :Webサイトやブログ等が企業サイトへバナーやテキスト広告を張り、閲覧者がそ の広告を経由して当該企業のサイトで会員登録したり商品を購入したりする と、サイトの運営者に報酬が支払われるという成果報酬型の広告手法。 *4 DSP(Demand Side Platform) :広告出稿を行う広告主サイドが使用する広告配信プラットフォームのことで、
広告主サイドの広告効果の最大化を支援するツール。 *5 ASP(アフィリエイト・サービス・
プロバイダー)
:広告主とリンク元となるサイト運営者を仲介する業者。
<次期の見通し>
当社 グ ループ が属して おりま すイ ンタ ーネッ ト 広告市 場 につ きま して は、引き 続きソ ーシャ ルメ ディア 広告 、ア フィリ エイ ト広告 など市場 拡大が続くと見込まれており、特に動画関連広告市場の急成長も予想されております。
こ のよ うな事 業環 境の もと、当 社グル ープは 、 イ ンタ ーネッ トマ ーケ ティン グ事 業に おいて、運 用 効率 なら びに サービ ス品 質を向 上し つつ 市場 成長に併 せた拡 大を目 指すと ともに、環境 の 変化に 対応しつつ 安定的 に収 益を確保 す る体制 構築を進めてま いりま す。 また、 アドテ クノ ロジ ー事業につき ましても 、 ニア ショア ・オフ ショア等 によ る開発体制 の更なる 強化 を実現 し、 市場ト レンドや顧客 ニ ーズにマ ッチした、 テ クノ ロジー商品 の継続 開発を 行い ます。 特に、 子会社フォー イット が 営むア フィリ エイト ・サー ビス・ プロバイ ダーの事業 拡大を 図ると とも に、インター ネット 広告運用 最適化 統合 プラ ットフォ ーム「AdMatrix(アドマト リックス )」 シリ ーズやス マートフ ォン向け動画 アド ネット ワーク「 PolymorphicAds(プリモフ ィックアド ス)」 など、アドテクノ ロジーの 開発 に積極的に 投資す るとともに ダイレクト セールスを強 みに 速やかに収益化するための体制構築を目指してまいります。
ま た、成 長領域への 集中戦 略の一環 と して、 訪日外 客数増で 盛り上 がるイ ンバウ ンド市 場、急 速に拡大するヘ ルスケ ア関 連広告市場 の事業 展開に 注力し てまい ります。 訪日イ ンバウン ド関連に つきま しては、2020 年東京オリン ピックに 向 けて、更 なる増 加が予測 され ており、この ような環境のもと、訪日観光客向 けのアプリメディア「GoJapan」を中心に、様々 なインバウンド向けサービス・商品の開発を強化し、競争優 位性の確保に向け目指してまいります。
以上により、平成29年4月期通期の連結業績は、売上高17,000百万円、営業利益1,150百万円、経常利益1,110百万円、当期純利益810百万 円を見込んでおります。
(ご参考)
当社は、現在、広告媒体などの販売代理を行う商材については、顧客が当社に支払う全額(取扱高の総額)を売上高に計上する会計基準 を採用しております。親会社であるフリービット株式会社が採用している売上計上基準に則した場合、リスティング広告及び純広告等の代 理販売を行った際に、当社が受け取るべき販売手数料部分のみが売上高として計上されることになります。この基準に則して、当社の平成 29年4月期連結売上高の予想値を算出した場合9,650百万円となります。
なお、総額または純額の売上計上基準のいずれかを採用した場合でも、各利益の数値は変わりません。
(2)財政状態に関する分析
当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末と比べ1,432,683千円増加し、5,202,936千円となりました。資産の内訳は、流動資産 が4,542,716千円、固定資産が660,219千円で、これは、現金及び預金が664,020千円及び売掛金が531,881千円増加したこと等によるもので あります。
当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末と比べ692,525千円増加し、3,060,149千円となり、純資産合計は、前連結会計年度と 比べ740,157千円増加し、2,142,787千円となりました。負債の内訳は、流動負債が2,890,960千円、固定負債が169,188千円で、これは、主 に買掛金が562,550千円、未払金が90,126千円増加したこと等によるものであります。純資産の内訳は、資本金が898,887千円、資本剰余金 が869,887千円、利益剰余金が349,786千円、その他有価証券評価差額金が15,564千円、為替換算調整勘定が8,661千円であります。自己資本 比率は、41.2%となっております。
<キャッシュ・フローの状況>
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、2,139,139千円となり、前連結会計年度末に比べ664,020千 円増加しました。
当連結会計年度末における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、1,047,976千円のプラスとなりました。これは、主に税金等調整前当期純利益876,574千円及び仕 入債務の増減562,550千円,売上債権の増減額が△536,475千円だったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、353,565千円のマイナスとなりました。これは、事業譲渡による収入6,000千円があったものの、 無形固定資産の取得による支出191,540千円及び事業譲受による支出115,000千円があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、33,052千円のマイナスとなりました。これは、長期借入れによる収入200,000千円があったもの の、長期借入金の返済による支出221,404千円及び自己新株予約権の取得による支出11,648千円があったことによるものであります。
(3)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当
当社は、株主に対する利益還元は重要な経営課題であると認識しており、内部留保による財務体質の強化を図りつつ、業績及び財政状態 の推移をみながら、配当を行うことを基本方針としております。
当期(平成28年4月期)につきましては、前期同様に安定した業績を実現いたしましたものの、財務体質の強化に加え、技術革新の中で 競争力を強化するための戦略的な投資など内部留保を優先するため、無配とさせて頂くことにいたしました。
次期(平成29年4月期)以降の配当につきましては、継続的な事業の拡大および、財政状態の改善が進むことを見込んでいることから、 業績動向、戦略的投資に必要な内部留保など総合的に判断しつつ、早期の復配に向けた検討を進めてまいります。
(4)事業等のリスク
必ずしもリスク要因とは考えていない事項についても、投資判断上重要であると考えられる事項については、積極的な情報開示の観点か ら以下のとおり記載しております。
当社は、これらのリスクを十分に認識したうえで、その回避及び損害が発生した場合の対応に努める方針でありますが、本株式に関する 投資判断は、本項及び本書中の本項以外の記載事項を慎重に検討したうえで行われる必要があると考えております。なお、文中における将 来に関する記載は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。
① 事業環境について (a)競合について
当社グループが事業を展開しているインターネット広告市場は、競合の多い業界であります。インターネットマーケティング事業及びア ドテクノロジー事業においては、SEM(検索エンジンマーケティング)サービスやアフィリエイトサービスを提供する企業が大手のインター ネット関連企業をはじめ多数存在し、広告サービスも多様化しております。また、情報メディア事業においては、様々なビジネスモデルの サイトが数多く存在し、常に新しいサイトが開発される等、厳しい競争環境が続いております。
このような環境のもと、当社グループは引き続き各インターネット関連事業の拡大及び競争力の維持・強化に努めてまいりますが、優れ た競合事業者の登場、競合事業者によるサービス改善や付加価値の高いサイト・ビジネスモデルの出現等により、当社の競争力が低下する 可能性があり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
(b)インターネット広告市場の動向について
近年、インターネット広告市場はインターネットの普及と急激な技術革新により、急速に拡大してまいりました。しかし、急激に景気が 悪化した場合、企業収益の大幅な悪化に伴う広告需要の減退が起こる可能性があり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性がありま す。
(c)インターネット広告市場の技術革新について
インターネット関連分野における技術革新は速く、現在利用している技術や業界標準が急激に変化することが予想されます。また、技術 革新に伴い顧客ニーズが変化する一方、多様なニーズに即したビジネスモデル及びサービスの開発・進化が活発に進んでいます。当社グル ープでは、そうした事態に対応するため、常に業界動向を注視し、迅速かつ適切な対応をしていく方針でありますが、そのために多額の支 出が発生することや、適切な対応がなされなかった場合に当社の競争力が低下することも考えられ、当社グループの業績に影響を及ぼす可 能性があります。
(d)インターネットを巡る法的規制について
当社グループの一部の事業は「特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律」及び、「特定商取引 に関する法律」の適用を受けております。現状においては、当該法律による規制の影響は軽微であると認識しており、このほかに当社グル ープの事業を直接規制するインターネット関連の法的規制はありません。しかし、今後インターネットの普及に伴い、新しい法律や自主ル ールが整備される可能性が高く、当社の事業が何らかの制約を受けることとなった場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があり ます。
② 事業について
(a)SEM広告ソリューション等の運営体制について
インターネットマーケティング事業は、主に検索エンジンを活用したマーケティング活動を支援するものであり、頻繁に行われる検索エ ンジンの表示順位判定基準(アルゴリズム)の変更及びリスティング広告の入札決定方式の変更といった検索エンジンのシステム変更に迅 速に対応していく必要があります。当社では、SEM広告ソリューションにおける専門性を有し、勉強会を通じた技術向上を通じて、技術力の 強化を図っております。
しかしながら、不定期に実施される検索エンジンの表示順位判定基準の変更に必ず対応できる保証はなく、その対応が適切に実施されな かった場合には、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。
(b)検索エンジンの寡占状態について
当社グループのSEM広告ソリューションは、主に「Google」における検索結果の上位表示およびサイト流入者数の増大を目的としており、 この検索エンジンを対象とする売上高はSEM広告ソリューション総売上高のほとんどを占めております。これは検索エンジンが寡占状態にあ ることに起因するものであります。
しかし、今後はこれに代わる新たな検索サイトがユーザーを獲得することなども考えられ、そうした場合に適切な対応が行えなかった場 合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
(c)特定取引先への高い依存度について
当社は、リスティング広告の販売を行うにあたり、取引形態の性格上、ヤフー株式会社及びGoogle Inc.からの仕入の依存度が高くなって おります。平成28年4月期において両社のサービスに対する売上高の割合は、依然として高い状況にあります。これは、現状のリスティン グ広告市場が両社による寡占状態にあることに起因するものです。両社の事業方針の変更等により、かかる取引が継続されない場合又は取 引条件が変更された場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
(d)特定事業への高い依存度について
当社では、インターネットマーケティング事業、アドテクノロジー事業が売上のほとんどを占めております。インターネットマーケティ
したがって、上記事業等に何らかの問題が生じた場合、当社グループの業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。
(e)広告主、広告内容および媒体の審査体制について
当社グループは、反社会勢力、法令及び公序良俗に反する不良事業者とは一切関係を持たない方針であり、自社サイトに広告を掲載する 広告主及び広告内容、自社サイトにリンクを設置する他のサイト(以下「リンク先」)について、業界団体であるインターネット広告推進 協議会が定める基準のほか、独自の選定基準を定め、事前に審査する体制を構築しております。したがって、選定基準に抵触する広告主、 広告内容、リンク先との関係が生じる可能性は低く、現状問題は生じておりませんが、今後発生する可能性は皆無とは言えません。万一、 そのような事態が発生した場合には、当社グループの社会的信頼性の著しい低下を招く可能性もあり、その場合、当社グループの業績に影 響を及ぼす可能性があります。
(f)システムトラブルについて
当社グループは、リスティング広告、アフィリエイト広告、ディスプレイ型広告等の提供をインターネット環境において行っておりま す。そのため、当社はサービスの安定供給を図るためのセキュリティ対策と、コンピュータウィルスやハッカーの侵入等を回避するために 必要と思われる対策を講じております。しかしながら、地震などの自然災害、停電など予期せぬ重大な事象の発生、新たなコンピュータウ ィルスへの感染などにより、当社の設備またはネットワークに障害が生じる可能性があります。そうした事態が発生した場合には、一定期 間サービスの停止を余儀なくされる可能性があり、また、サービスの停止等に伴う信用の低下が営業活動に支障を及ぼすことも考えられ、 当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
(g)新規事業の収益性について
当社グループは、顧客ニーズに則したサービスの提供を行うためには、新規に事業を立ち上げることも検討してまいります。新たに手掛 けた事業を早期に一定の事業規模にまで成長させ、市場における地位を確立するため、事業を推進する手段として必要が認められる場合に は、システム開発への投資や第三者が運営するサイト及び企業の買収、資本業務提携の取り組みなどを行う可能性があります。今後も、当 社は事業の拡大に積極的に取り組んでまいりますが、システム投資や買収に伴う資金負担、広告宣伝費等の支出が発生し、収益性が向上し ない可能性や、事業を推進する過程において予測とは異なる事態が生じ、投資回収が困難になる可能性があります。このように事業展開が 計画どおりに進まない場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。
③ 経営体制について (a)社歴が浅いことについて
当社は平成13年1月に設立された社歴の浅い会社であり、また、主要事業の開始時期についても、SEM広告ソリューションは平成14年6 月、リスティング広告は平成16年10月、その他の事業も同様にいずれも業歴が浅いことから、過年度の財政状態及び経営成績だけでは、今 後の当社の業績や成長性を判断する材料としては不十分な面があります。
(b)個人情報等の管理について
当社グループは、自社サイトの運営等において会員等の個人情報(氏名、メールアドレス、住所等)を取得しているため、「個人情報の 保護に関する法律」が定める個人情報取扱事業者としての義務が課されております。当社グループでは、個人情報及び顧客の企業情報等の 管理について、法令を遵守し、アクセス権限設定、従業員の行動管理等、情報の取扱いには細心の注意を払い、最大限の取り組みを行って おります。しかし、万一、外部からの不正アクセスなどにより情報の外部流出が発生した場合には、当社に対して損害賠償請求がなされ、 また訴追等により、社会的信用を失う可能性があり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
(c)人材の確保について
当社グループでは、今後も事業を拡大していく上で、必要な人材を十分に確保していくことが重要な課題であると考え、積極的に人材の 採用・育成を行っております。しかし、こうした活動が計画どおりに進まず、また幹部人材及び予想を上回る数の人材の社外流出があった 場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
④ 親会社との関係について
当社グループは、親会社であるフリービット株式会社を中核としたフリービットグループに属しており、同社は当社発行済株式の56.96% を所有しております。フリービットグループは、同社を中核として、「Being The NET Frontier!(インターネットをひろげ、社会に貢献す る)」という企業理念のもと、インターネットに関わるコアテクノロジーの開発とそのコアテクノロジーを基礎に様々なインターネットサ ービスを実現するネットワーク及びサーバシステムを大規模に運用することで、高品質かつ非常にコストパフォーマンスの高いインターネ ットサービスインフラを提供するSmartInfra(賢いインフラ)事業を行っております。
当社グループは、フリービットグループの中で、主には業界でも定評のあるインターネットマーケティングの事業領域における高度なノ ウハウを活用し、法人顧客を対象に、各種サービスを総合的に提供する会社として位置付けられております。業務提携の詳細につきまして は、両社協議の上で決定しておりますが、同社の当社グループに対する基本方針等に変更が生じた場合には、当社グループの事業及び経営 成績に影響を及ぼす可能性があります。
⑤ その他
(a)知的財産権について
当社グループは、第三者に対する知的財産権を侵害することがないように常に細心の注意を払って事業活動を行っておりますが、現在の インターネット関連分野における技術の進歩の早期化、グローバル化により、当社グループの事業領域における知的財産権の現状を完全に 把握することは困難であります。現在までのところ、当社グループの認識する限り、第三者の知的財産権を侵害したこと及び侵害を理由と した損害賠償等の訴訟が発生している事実はありませんが、今後当社グループの調査・確認漏れ、不測の事態が生じる等により、第三者の 知的財産権に抵触する等の理由から、損害賠償請求や使用差止請求等を受ける可能性があります。これらの事態が発生した場合には、当社
(b)訴訟の可能性について
当社グループはシステムの障害や重大な人為的ミス等の予期せぬトラブルが発生した場合、また、取引先との関係に何らかの問題が生じ た場合、これらに起因する損害賠償を請求される、あるいは訴訟を提起される可能性があります。損害賠償の金額、訴訟の内容及びその結 果によっては、当社グループの業績及び財政状態や社会的信用に影響を与える恐れがあります。
(c)配当政策について
当社は、株主に対する利益還元は重要な経営課題であると認識しており、内部留保による財務体質の強化を図りつつ、業績及び財政状態 の推移を考慮しながら、利益配当を行っていく方針であります。しかしながら、当社グループの事業が計画どおりに進展しない場合、業績 が悪化した場合、成長へ向けた投資に備え内部留保を優先する場合など利益配当が行えない可能性があります。
(d)投資有価証券における評価損による影響について
当社グループは、投資有価証券の評価基準及び評価方法として、切放し方式を採用しています。今後の個別の投資先の業績動向や経済情 勢等の変化等により、当社グループが保有する投資有価証券の価値が下落した場合には、評価損の発生により当社グループの業績に影響が 生じる可能性があります。
(e)繰延税金資産の回収可能性の評価における影響について
当社グループは、将来の課税所得の見積りに基づいて、繰延税金資産の回収可能性を評価しているため、その見積額が減少し繰延税金資 産の一部または全部を将来実現できないと判断した場合、あるいは税率変動などを含む各国税制の変更などがあった場合、その判断を行っ た期間に繰延税金資産を減額し、税金費用を計上することになります。その結果として、当社グループの業績及び財務状況が影響を受ける 可能性があります。
2.企業集団の状況
当社グループ(当社および当社の関係会社)は、当社(株式会社フルスピード)、親会社1社、子会社3社及び関連会社1社により構成さ れ「アド・テクノロジーを基盤に、インターネットマーケティングを必要とするあらゆる国内外企業を総合的に支援する」ことを事業方針と しております。
この方針に基づき、インターネットマーケティングの 事業領域において、リスティング広告、SEM広告ソリューション、アフィリエイト広告 を中心とした各種サービス等の提供ならびに、アド・テクノロジーに関するサービスの開発・提供に取り組んでおります。
また、アジア展開の一環として中国(上海)にて事業展開を進めております。
当社グループの各事業の内容は次のとおりであります 。
<インターネットマーケティング事業>
現在、インターネットマーケティング事業は、「リスティング広告」、「SEM広告ソリューション」を主軸として、これらを提供する顧客の ニーズに応じて、その他インターネット広告の代理販売、アクセス解析の代行等、付加サービスの 提供を行っております。
(1)リスティング広告
検索結果のページに設定された広告枠に表示されるテキスト広告(リスティング広告)は、検索サイトの閲覧者が検索サイト上に表示され る当該広告主のテキスト広告をクリックした場合にのみ広告主の利用料が発生する仕組みとなっております。当社は、ヤフー株式会社および Google Inc.などが提供するリスティング広告ならびにコンテンツ連動型広告の販売を行っております。また、運用面においては費用対効果の 高い広告を出稿できるよう、キーワードの選定、入札価格の調整、広告原稿の作成など全面的 にサポートを行っております。
(2)SEM広告ソリューション
当社は、検索エンジンを活用してサイトへの集客や企業広告を行う企業に対して、サイトの状態を最適化することにより、顧客のサイトへ の流入数を高められることを目的としたSEO(検索エンジン最適化)サービスの 提供を行っております。また、独自に開発した広告運用最適化 プラットフォーム「AdMatrix」により、リスティング広告、SEO、スマートフォン広告などの各種プロモーションを統合管理することで、運用 効果の高いサービスの提案・提供を行っております。
(3)その他(アフィリエイト 広告、純広告、ソーシャルメディア他)
当社は、Webプロモーションにおける顧客のニーズに応じて、当社子会社である株式会社フォーイットが運営するアフィリエイト広告の販売 代理や、純広告などリスティング広告以外の各種インターネット広告の販売代理の他、アクセス解析、入力フォーム最適化サービス、各種ツ ールの提供等、付加サービスの提供等を行っております。
<アドテクノロジー事業>
現在、アドテクノロジー事業は、当社が営む「ディスプレイ型アドネットワーク」、当社の子会社である株式会社フォーイットが営む「ASP (アフィリエイト・サービス・プロバイダー)以下、ASP」、2016年4月にリリースしましたスマートフォン向け動画アドネットワーク 「PolymorphicAds(プリモフィックアドス)」が主力となっております。
(1)ディスプレイ型アドネットワーク
ディスプレイ型アドネットワークは、複数のWEBサイトの広告枠を束ね、その広告枠にディスプレイ広告を配信する広告ネットワークを指 し、複数の広告ネットワーク間で連携する仕組みとして、比較的高度なテクノロジー技術を必要とする成長市場として期待されております。 当社においても、この分野におけるサービス開発を進めるとともに、自社ブランドで展開する広告運用統合プラットフォーム「FullSpeed AdMatrix(フルスピード・アドマトリックス)」の提供を行っております。
(2)ASP
アフィリエイトプログラムとは、広告主および提携サイトのネットワークを構築し、アフィリエイト 広告取引を仲介する情報システムで す。平成22年4月に新設分割し設立した子会社である株式会社フォーイットが、当社が開発したアフィリエイトサービス「アフィリエイト B」を提供しております。
(3)スマートフォン向けアドネットワーク
スマートフォン向けアドネットワークとは、複数のアプリ内の広告枠を束ね、その広告枠に動画も含めたディスプレイ広告を配信する広告 ネットワークを指し、ソーシャルメディア市場の継続的な拡大に伴い、成長分野として期待されております。当社においても、スマートフォ ン向け動画アドネットワーク「PolymorphicAds(プリモフィックアドス)」の提供を行っております。
<その他>
現在、情報メディアサイトの運営、広告ソリューションにおいて付随して発生するWEBサイト、バナー、及びLP制作を行っております。
当社の事業系統図は以下のとおりとなります。
3.経営方針
(1)会社の経営の基本方針
当社グループは、親会社であるフリービット株式会社が掲げる「Being The NET Frontier! (インターネットをひろげ、社会に貢献す る)」という企業理念に基づき、フリービットグループの一員として、インターネットマーケティングの領域で、優れたサービスを提供す ることを通じて社会に貢献していくことを経営の基本方針としております。当社グループの強みであるインターネットマーケティング力を 活かし、優れたサービスの開発と高い顧客満足を提供する企業となることで、顧客、社員、株主、そして社会に貢献できるよう努めてまい ります。
(2)目標とする経営指標
当社グループは、各期において設定する業績予想を達成することが最低限の使命であると考え、売上高及び営業利益を予算統制の主軸と しております。経営資源の効率化に向け、資本収益率(ROA・ROE)及び労働生産性(従業員一人当たり売上総利益額)を管理指標とし、そ の改善に努めると共に、コスト管理を徹底して行っております。
また、事業の陳腐化を防ぎ競争力の維持・増進を図るため、各事業の売上高利益率を注視しつつ、継続して業務改善に努める一方、新サ ービスの開発に取り組んでおります。
(3)中長期的な会社の経営戦略
当社グループは、これまで自社商品の開発などにより蓄積してきた強固な開発力、多くの企業のWeb戦略に携わった経験や実績を通して蓄 積してきたインターネットマーケティングの高度なノウハウを活かし、高品質なコンサルティングサービスを展開しております。引き続 き、インターネットマーケティング支援に関わる研究を進め、顧客企業のあらゆる課題やニーズに対応した優れたサービスを開発し、提供 することで、顧客満足の向上に努めてまいります。
また、中長期的な経営戦略として、顧客ニーズに適したテクノロジー商材を継続開発し、成長領域(ヘルスケア・インバウンド市場な ど)への集中的な展開を軸に、更なる高品質なコンサルティングサービスを提供する会社となるべく目指します。同時に、アドテクノロジ ー領域の研究とそれを担う人材の確保及び育成に努めるとともに。顧客企業のマーケティング支援能力を高めることにも注力し、企業価値 の向上に努めてまいります。
(4) 会社の対処すべき課題
当社グループは、以下の6点を主な対処すべき課題として取り組んでおります。 ① SEM手法及び実務体制の継続的な改良
SEOおよびリスティング広告(以下、SEMという。)は、検索エンジンを活用したマーケティング活動を支援するものであります。検索エ ンジンの表示順位判定基準(アルゴリズム)の変更、リスティング広告の入札決定方式の変更といった検索エンジンのシステム変更に迅速 に対応するため、SEMの手法をより専門的に研究するほか、継続的に実務体制を改良していくことが重要であると認識しております。当社グ ループではSEMにおける競争優位性を確保するため、勉強会を通じた技術向上を通じて、技術力の強化を図っております。また、SEM技術者 および実務スタッフの採用・教育、業務の効率化を継続的に行ってまいります。
② アフィリエイト広告の事業規模拡大
子会社である株式会社フォーイットが「アフィリエイトB」のブランド名で展開するアフィリエイト・サービス・プロバイダー事業にお いて、早期に一定の事業規模にまで成長し、市場シェアを拡大することが重要な課題であると認識しております。そのためには、自社開発 したアフィリエイトプログラム「アフィリエイトB」の拡販と、提携サイト(パートナー)の拡充が必要であるため、両者につき積極的な 営業活動を行ってまいります。また、営業面を担当している当社と、運営面を担当している株式会社フォーイットが、アフィリエイト広告 の事業基盤の強化に継続して取り組むことで、事業拡大を図ってまいります。
③ インターネットマーケティングにおける新サービスの開発及びラインナップの拡充
現状、従来から定評のあるSEOやリスティング広告、アフィリエイト広告といった主力サービスが当社売上の大半を占めております。企業 のニーズに則したサービスの提供を行うため、効果的なインターネットマーケティングの実現に向けたソーシャルメディア活用サービスや アクセス解析、入力フォーム最適化サービスなどの各種ツールを中心に、積極的にサービスメニューの拡充を図っております。企業のニー ズに対応するため、幅広くインターネットマーケティング支援に関わる研究を進め、インターネット広告におけるテクノロジーの差別化 と、新たなアドサービスの開発に努めることは重要な課題であると認識しております。今後も、インターネットマーケティングに関するサ ービスを総合的に提供していく方針であり、顧客志向を第一に考えた、様々なサービスの拡充に努めてまいります。
④ 営業体制の更なる強化
独自性の高いサービスを創出し、拡販していくためには、より強固な営業体制を確立することが重要であると認識しております。顧客の ニーズを汲み取りながら適切なサービスを販売する直接販売の利点を活かし、顧客との信頼関係を構築することで、長期取引につながるも のと考えております。そのため、顧客の属性やニーズに適した営業体制や営業手法の確立に加え、営業人員の増強や個々人の営業スキルの 向上にも努めてまいります。
⑤ 人材の育成・教育
当社グループは、事業を拡大していくうえで、必要な人材を十分に確保していくことが重要であると考え、高い専門性を有する人材およ び管理職者の獲得、人材育成に注力してまいります。そのため、幅広い人材採用活動を行うほか、能力・実績主義の報酬体系の実施、教育 研修制度の充実、業務の合理化、外部ノウハウの活用など、積極的に取り組んでまいります。
⑥ 内部管理体制の強化とコーポレート・ガバナンスの充実
当社グループは、持続的な成長と企業価値の向上のため、内部管理体制の充実が不可欠であると認識しており、役職員のコンプライアン ス意識の向上、当社連結子会社ならびに各事業の取引態様に即した内部管理体制を構築するなど、コーポレート・ガバナンス体制の強化に 取り組んでまいります。
(5)その他、会社の経営上重要な事項 特に該当する事項はありません。
4.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、国内の同業他社との比較可能性 を確保するため、会計基準につきましては 日本基準を適用しております。
5.連結財務諸表
(1)連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度
(平成27年4月30日)
当連結会計年度
(平成28年4月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金
1,475,118
2,139,139
売掛金
1,599,783
2,131,664
未収入金
23,219
7,122
前払費用
39,846
35,852
繰延税金資産
122,520
195,834
短期貸付金
-
25,000
その他
13,351
8,661
貸倒引当金
△8,226
△559
流動資産合計
3,265,613
4,542,716
固定資産
有形固定資産
建物
87,202
91,640
減価償却累計額
△36,178
△50,224
建物(純額)
51,023
41,416
工具、器具及び備品
148,712
164,224
減価償却累計額
△103,233
△128,218
工具、器具及び備品(純額)
45,478
36,005
有形固定資産合計
96,502
77,421
無形固定資産
ソフトウエア
232,970
342,264
のれん
-
87,398
その他
49,048
52
無形固定資産合計
282,018
429,714
投資その他の資産
投資有価証券
31,722
54,160
関係会社株式
-
4,911
関係会社出資金
-
20,000
破産更生債権等
329,373
168,777
繰延税金資産
390
1,523
差入保証金
73,906
72,477
その他
20,099
10
貸倒引当金
△329,373
△168,777
投資その他の資産合計
126,119
153,083
固定資産合計
504,639
660,219
資産合計
3,770,253
5,202,936
(単位:千円)
前連結会計年度
(平成27年4月30日)
当連結会計年度
(平成28年4月30日)
負債の部
流動負債
買掛金
1,054,051
1,616,602
短期借入金
582,000
582,000
1年内返済予定の長期借入金
188,072
143,064
未払金
49,247
139,374
未払法人税等
61,874
129,126
未払消費税等
144,682
66,548
賞与引当金
56,000
84,800
その他
93,031
129,444
流動負債合計
2,228,959
2,890,960
固定負債
長期借入金
134,500
158,104
繰延税金負債
26
6,947
資産除去債務
4,137
4,137
固定負債合計
138,663
169,188
負債合計
2,367,623
3,060,149
純資産の部
株主資本
資本金
898,887
898,887
資本剰余金
869,887
869,887
利益剰余金
△385,127
349,786
株主資本合計
1,383,647
2,118,561
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金
47
15,564
為替換算調整勘定
7,286
8,661
その他の包括利益累計額合計
7,334
24,225
新株予約権
11,648
-
純資産合計
1,402,629
2,142,787
負債純資産合計
3,770,253
5,202,936
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
(連結損益計算書)
(単位:千円)
前連結会計年度
(自
平成26年5月1日
至
平成27年4月30日)
当連結会計年度
(自
平成27年5月1日
至
平成28年4月30日)
売上高
11,920,355
15,061,854
売上原価
9,721,531
12,259,877
売上総利益
2,198,824
2,801,976
販売費及び一般管理費
役員報酬
67,225
56,972
給料及び手当
787,114
855,038
採用教育費
49,790
76,809
地代家賃
143,611
151,458
貸倒引当金繰入額
9,345
△3,073
減価償却費
31,330
24,866
賞与引当金繰入額
-
82,805
のれん償却額
-
9,710
その他
541,024
591,628
販売費及び一般管理費合計
1,629,442
1,846,216
営業利益
569,382
955,760
営業外収益
受取利息
440
1,223
受取配当金
1
302
為替差益
3,818
-
その他
1,904
2,665
営業外収益合計
6,164
4,191
営業外費用
支払利息
15,567
11,895
支払手数料
24,856
9,303
為替差損
-
5,261
持分法による投資損失
-
188
その他
1,179
938
営業外費用合計
41,604
27,586
経常利益
533,942
932,365
特別利益
投資有価証券売却益
103,156
-
事業譲渡益
-
6,000
特別利益合計
103,156
6,000
特別損失
減損損失
12,397
61,791
特別損失合計
12,397
61,791
税金等調整前当期純利益
624,701
876,574
法人税、住民税及び事業税
131,732
216,107
法人税等調整額
48,938
△74,447
法人税等合計
180,671
141,660
当期純利益
444,029
734,914
非支配株主に帰属する当期純利益
-
-
親会社株主に帰属する当期純利益
444,029
734,914
(連結包括利益計算書)
(単位:千円)
前連結会計年度
(自
平成26年5月1日
至
平成27年4月30日)
当連結会計年度
(自
平成27年5月1日
至
平成28年4月30日)
当期純利益
444,029
734,914
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金
23
15,517
為替換算調整勘定
393
1,374
その他の包括利益合計
416
16,891
包括利益
444,446
751,805
(内訳)
親会社株主に係る包括利益
444,446
751,805
非支配株主に係る包括利益
-
-
(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 平成26年5月1日 至 平成27年4月30日)
(単位:千円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 株主資本合計
当期首残高 799,298 770,298 △829,156 740,440
当期変動額
新株の発行 99,588 99,588
199,177
親会社株主に帰属する当期純利 益
444,029 444,029
株主資本以外の項目の当期変動 額(純額)
当期変動額合計 99,588 99,588 444,029 643,207
当期末残高 898,887 869,887 △385,127 1,383,647
その他の包括利益累計額
新株予約権 純資産合計
その他有価証券評 価差額金
為替換算調整勘定
その他の包括利益 累計額合計
当期首残高 23 6,893 6,917 - 747,357
当期変動額
新株の発行
199,177
親会社株主に帰属する当期純利 益
444,029
株主資本以外の項目の当期変動 額(純額)
23 393 416 11,648 12,064
当期変動額合計 23 393 416 11,648 655,271
当期末残高 47 7,286 7,334 11,648 1,402,629
当連結会計年度(自 平成27年5月1日 至 平成28年4月30日)
(単位:千円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 株主資本合計
当期首残高 898,887 869,887 △385,127 1,383,647
当期変動額
親会社株主に帰属する当期純利 益
734,914 734,914
株主資本以外の項目の当期変動 額(純額)
当期変動額合計 - - 734,914 734,914
当期末残高 898,887 869,887 349,786 2,118,561
その他の包括利益累計額
新株予約権 純資産合計
その他有価証券評 価差額金
為替換算調整勘定
その他の包括利益 累計額合計
当期首残高 47 7,286 7,334 11,648 1,402,629
当期変動額
親会社株主に帰属する当期純利 益
734,914
株主資本以外の項目の当期変動 額(純額)
15,517 1,374 16,891 △11,648 5,243
当期変動額合計 15,517 1,374 16,891 △11,648 740,157
当期末残高 15,564 8,661 24,225 - 2,142,787